UK VISA (日本から申請)

このページは、日本人である私がイギリス人の妻、子供と共にイギリスへ移住するにあたり必要となった配偶者ビザの申請に関する情報提供を目的としています。私自身、何から手をつけてよいものかわからずインターネット上探してみましたが、私の探し方が悪かったのか欲しい情報がまとまったページが見当たらなかったため、このページを作成しました。同じような境遇にある方に少しでも役立つご参考情報になれば幸いです。

申請するビザの種類について

私が申請する配偶者ビザは、settlement visaというカテゴリの中の1つです。イギリスへ行くにあたりビザ申請の必要有無、また必要な場合どの種類のビザ申請が必要かは、UK Border Agencyのサイトで確認できます。

ビザ申請にあたり参考にした情報

私は配偶者ビザ申請にあたり参考にした情報(サイト)は下記2つだけです。

  • UK Border Agency (英国国境局)
    ビザ申請にあたってのガイド、必要資料、よくある質問、変更点等を提供しています。
  • VFS Global (UK Border Agencyとパートナーシップを結ぶ民間機関)
    ビザ申請に関する情報を少しではありますがまとめて日本語で確認することができます。配偶者ビザ申請にあたり、申請書上の様々な質問事項への回答、添付書類準備が必要になりますが、その際出て来た疑問を質問すると迅速に回答してくれます。(私とVFS GlobalとのQ&Aも下記に記載しました)

ビザ申請までのスケジュール、おすすめ手順について

  1. 渡英予定日を決める
  2. 必要書類(supporting document*)の準備。結構時間がかかります。
    *:その名の通り、ビザを発行してもらえるようサポートする書類です。UK Border Agencyのサイト内にsupporting documentのガイダンスがPDFファイルで置いてありますので熟読されることをお勧めします。どのような書類がsupporting documentに該当するかがリストされ、ある程度基準も記載されていますが、何をどの程度提出するかは個人の状況、判断に依るようです。このsupporting documentを準備する際に、オンラインビザ申請システムを一通り最後まで見てしまうこと(フォームには適当な情報を入れていけば前へ進めます)を強くお勧めします。というのもsupporting documentのガイダンスにリストされていない資料の提出を求める記載が出て来たりするためです。
  3. オンラインビザ申請システムでの申請( 渡英予定日の4ヶ月前〜3ヶ月前)
  4. ビザ申請センターでの申請(渡英予定日の3ヶ月前)

Supporting Documentについて

私が配偶者ビザ申請にあたり、実際揃えたsupporting documentは次の通りです(2011年3月時点の情報より)。上で触れましたが何をどの程度提出するかは個人の状況、判断に拠りますのであくまでご参考までに。

Supporting Documentガイドライン実際用意した資料
Information about you
Completed visa application formビザオンライン申請システムで申請した内容の印刷物
A current and valid travel document or passport現在使用しているパスポート
One passport sized colour photographパスポートと同じサイズのカラー写真。ガイドラインをよくご覧下さい。ビザ申請センター内に設置されているスピード写真で受け付けられました。
Evidence of your permission to be in the country where you are applying, if you are not a national of that countryなし(日本人で日本に住んでいるので)
Pervious passportsなし
Evidence of your marital status英国大使館から取り寄せたmarriage certificate
Evidence of your current employment or statusなし。会社を辞めて行くので提出する必要なしと判断。ただしその旨を記載したメモを入れました。
Evidence of English language requirementGTECのスコアレポートと証明書
※このテストは2011/6/17以前の申請まで使用可。詳しくは、UK Border Agencyのサイトご参照。
Information about your finances and employment
Bank statements or bank books過去6ヶ月分の銀行の入出金明細
Bank letter or balance certificate銀行からの残高証明書
Payslips過去6ヶ月分の給与明細
Tax returns (business or personal)納税証明書
Business bank account statements該当なし
Evidence of income from property or land該当なし
Accommodation details
Details of the accommodation that your and your sponsor intend to live in and permission for you to stay there along with evidence of any other occupantsイギリスに住む義理の弟からの手紙。移住してからしばらくお世話になるため。
Information about your sponsor in the UK
Evidence of your sponsor's current employment, studies or other means of support and total monthly income after tax妻の雇い主との契約書
Evidence of any income from other sources such as friends, family, savings, property etc該当なし
Evidence of your sponsor's immigration status/permission to be in the UK妻のパスポートのコピー
Evidence of your relationship to your sponsor and any contract between you妻からの手紙。妻・子供達と一緒に移っている写真を古いものから新しいものまで満遍なく日付入りで10枚程度。
その他、supporting documentガイドラインには載っていないもので、オンラインビザ申請システムを見ていく中で提出を求められたもの、提出した方がよさそうなものとして、住民票、記載事項証明、子供達のパスポートのコピー、妻がUKで働く意志があることをサポートする書類等を揃えました。

オンラインビザ申請システムについて

オンラインビザ申請システムの流れは下記のような流れです。これも個人の選択により表示される項目が異なってきますのであくまでご参考までに。

OnlineVisaAppForm

VFS GlobalとのQ&A

私が配偶者ビザ申請にあたり、VFS Globalへ質問した事項、及びその回答は次の通りです。

Q. イギリスへ移住する際には無職の状態で行くが、ビザ申請時にはフルタイムで雇用された状態である。この場合、ビザ申請上 “Employed full time”、”Unemployed”どちらを選ぶべきか。
A. 申請日(ビザ申請センターへ行く日)の状況に基づいて申請用紙は記入する。

Q. オンラインビザ申請システムでの申請はいつ実施すればよいか。
A. 申請日(ビザ申請センターへ行く日)より1ヶ月以内。

Q. (オンラインビザ申請システムの質問項目について)Purpose of applicationでSettlementを選択すると、Type of applicationではHusband、Marriageどちらを選択すればよいか。
A. Husband。Marriageは婚約者ビザ用。

Q. 翻訳は翻訳会社に依頼・作成してもらったものでないといけないのか。
A. 翻訳会社によるものを勧めてはいるが、Settlement Visaに申請する場合、自身、配偶者、知人、友人、会社の方に翻訳してもらったものでも受付可能。その際は、翻訳者から各翻訳書類に署名・日付の記入が必要。

Q. 翻訳する場合、オリジナル(日本語資料)の余白部分に英語で翻訳をつけていくという方法でもよいか。
A. 書類の原本(日本語)そのコピー(原本の返却を希望する場合に添付)、翻訳、翻訳のコピー(翻訳の返却を希望する場合に添付)で提出するのが一般的。もし、原本の返却を希望しない場合は、原本に翻訳を記入した形式での提出でも受付は可能。

Q. Bank letter or balance certificate (Supporting document)についてガイダンスを見ると、「残高、名前、口座開設日」が確認できることと記載があるもが、利用銀行では口座開設日を紙面で確認する方法はない。これでもsupporting documentとして受け付けてもらえるのか。
A. 口座の開設日がなくても受付可能。
以上、記載した情報は、ビザ申請・取得を保証するものではございませんのであくまでご参考にご利用下さい。最新かつ確かな情報は、UK Border AgencyやVFS GlobalのWebサイトをご確認下さい。

Q. Appointment Letter (UKビザ申請センターへのsupporting document提出日予約確認書)には持参する書類としてチェック済みのチェックリストと記載されているがどこを探しても見当たらない。
A. Settlement visaの場合は不要。